ED(勃起不全)とは

「勃起機能の低下」を意味する英語Erectile Dysfunctionの略です。専門的には「満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られないか、または維持できない状態が持続または再発すること」とされています。

つまり、勃起が起こらないケースはもちろんのこと、硬さが不十分、勃起状態が維持できないなど、満足な性交が行えるだけの勃起が得られない状態は、いずれもED(勃起不全)となります。

培養上清液を局部注射により投与することで、陰茎の内皮細胞の再生を促します。

EDの根本治療ができるうえ、細胞の働きを活性化させ、血管の若返りを促す「自己再生能力」を引き出すことから独創性の高い新たな治療として大きな期待が寄せられています。

移植の必要がなく、より安全で比較的安価なコストで治療できるため、より多くの患者様の切実なお悩みの解消に貢献します。

世界で注目されているED治療

幹細胞とは、人体の骨や血液、筋肉などのあらゆる組織や臓器の元となっている細胞であり、すべての種類の細胞に分化する能力を持っています。

この細胞の働きを用いて、けがや損傷した部位を再生させる「再生医療」が近年注目されています。従来の病気の治療に利用するだけでなく、ED治療にも応用できることが期待されています。

幹細胞治療は京都大学の山中伸弥教授のノーベル賞受賞によってさらに世界中で注目されている治療となっており、ED治療に応用した研究が米国をはじめとした各国で進められています。

SGFによるED治療

アールイークリニックでは、SGF(乳歯歯髄肝細胞培養上清液)を用いてED治療を行います。

週1回の注射を4週にわたって行い、内皮細胞の機能が修復させ、血管の拡張が進め勃起力を回復させます。

効果の持続性も従来のバイアグラと一線を画し、一時的なものではなく内皮細胞から改善させるため、ワンクール(4回の注射)を終えると一年以上の効果が持続されます。

また、従来の治療薬は心臓への負担や頭痛やめまいなどが懸念されますが、幹細胞治療は副作用がほとんどないため、安心して治療を受けることができます。

将来的には保険適用も期待されており、SGFによる幹細胞治療は今後ますます注目を浴びるだろうといえます。

通常のED治療では、血管内皮細胞にある勃起を促す物質に働きかけますが、血管内皮細胞の機能に劣化が見られる場合、物質の分泌は行われません。SGFでは血管内皮細胞の機能を正常化する働きを持ち、薬を使用せずとも症状の改善を促します。

ED治療・予防

EDとは男性の性機能障害の一種であり、勃起障害・勃起不全のことです。局所注射にてSGFを注入することで、EDの根本改善が図れます。対象は軽度~中等度の血管障害のEDになります。正常な状態ですと、性的刺激が神経を介して陰茎に伝わると、陰茎海綿体という血管内皮から一酸化窒素が放出されます。そしてサイクリックGMPという物質が産生されて、血管が拡張します。しかし、血管障害で内皮細胞が痛むと、一酸化窒素が放出されにくくなります。SGFには内皮細胞を修復する作用が期待できるので、ED治療薬を飲む必要がなくなります。また、陰茎海綿体に関わらず、体内の内皮細胞の再生も促すため、生活習慣病の予防も期待できます。治療は超微細の針で行うため、通常の注射のような痛みはほとんどありません。

 

勃起不全(ED)(陰茎海綿体内注射)

性的刺激が脳からの信号により、神経を介して陰茎に伝わると、陰茎海綿体の動脈が大きく拡がり血液が流れ込みます。血管自体に動脈硬化などの障害がある場合には、陰茎海綿体の動脈が拡がらないため、十分な量の血液が流れ込まず、勃起が起こらない、あるいは満足な勃起が得られないという症状をもたらします。(ED)加齢、糖尿病、高血圧、高脂血症などの生活習慣病にかかると、EDになるリスクが高くなるのはこのためです。幹細胞培養上清液によるED治療は、陰茎海綿体に痛みの少ない極細針を用いて局所注射を行うことで内皮細胞を再生し、改善に導きます。また、陰茎海綿体のみならず、体内の内皮細胞の再生も促し、生活習慣病の予防としても期待できます。

背景

・本邦では、40歳以上の男性の3人に1人が勃起不全Erectile Dysfunction(ED)患者と推定されているが、その治療法は対症療法のみで、根本的な治療法は確立されていない。(Urology 2003;61:201-206 )

・2型糖尿病を有するED患者7例において、臍帯血幹細胞の陰茎海綿体移植にて勃起機能の改善を得た、との中間結果が報告されている。

(Exp Clin Transplant 2010;8:150-160 )

目的

乳歯歯髄幹細胞を培養した際に生成される上清液 conditioned media of human exfoliated deciduous dental pulp stem cells (SHED-CM)によるED治療の可能性を検討した。

方法

  • 2016年4月から2020年10月までの4年6ヶ月間に、当クリニックを受診したED患者38症例に対して、陰茎海綿体に直接、SHED-CMを注射投与した。
  • 本治療施行中に、EDに対するphosphodiesterase type 5 inhibitorや、late onset hypogonadism(加齢性腺機能低下症)に対するテストステロン補充療法は併用しなかった。
  • 効果判定には、EDのスクリーニングや治療の効果判定に使われる国際勃起機能スコアInternational Index of Erectile Function(IIEF5)問診票を使用した。
  • 症例(年齢)

     

    症例(治療前 IIEF5

SHED-CMの調整

1.脱落乳歯より歯髄由来細胞を1 x 107培養。

2.血清含有培養液を除去し、無血清培養液に置換。

3.48時間後、培養上清を回収し、細胞成分をフィルター除去し、顕微鏡下に細胞除去を確認。

4.エンドトキシン試験および培養検査を施行。

結果

3回投与後までに、平均6.2 (2-13) ポイントのIIEF5スコアの改善

 

最近の記事

  1. Hello world!

    2022.07.22

カテゴリー

アーカイブ
PAGE TOP